しょぼきゃん!

オサレキャンプの対極からしょぼいアイテムを考察

ブロンプトンで行こう1

 

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夏の幹線道路を車で走っていると真っ黒に日焼けした青年が両側に大きなバックを付けた自転車を走らせているのを見かける。

だいたいがマウンテンバイクかシクロクロスタイプだがなかには懐かしいランドナーに乗っている人も見る。

時間があればあんな旅も楽しいだろうなと思うが、時間と体力に余裕のない身としてはなかなか何日も費やす旅はむずかしい、せめて二泊程度でも遠くで旅の雰囲気を味わいたいものだが自走だと往復の事を考えるとそんなに遠くに行けるわけでもない。

 

そんなひとにおすすめなのがブロンプトンだ、いや別にブロンプトンでなくても折り畳み自転車ならば電車に乗せて輪行すれば少しばかり遠い街の駅に降り立てばそこから旅をスタートできるし途中でやめたければ最寄駅から再び輪行して帰ることもできる。

折り畳み自転車ならではの快適な自転車旅の楽しみ方というものもあるが、どうせならばブロンプトンをおすすめしたい。

ただしブロンプトンは16万円~19万円位するなかなかお高い自転車であることを知っておいてほしい。(MSRのテントならストームキングが買える価格だ)

 折り畳み自転車に限らず自転車としては ブロンプトンはかなりお値段のする方である。

 

 

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創業者のアンドリューリッチはビッカートンをみてこれよりいい自転車を自分なら作れると思ったようだ。

 

↑ビッカートンf:id:syobocamp1:20150328112403j:plain

 

 

 

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  最初期のブロンプトン

 

 

 

 

 おすすめの理由1 完成度の高い折り畳み機構

 ブロンプトンは創業以来一貫してブロンプトンしか作っていない自転車製造メーカーとして極めてめずらしい存在だ。そのためブロンプトンは少しずつ改良が加えられ完成度の高い折り畳み機構を有する自転車になっている。


Brompton Folding - YouTube

ところが折り畳みスピードに関してはブロンプトンより上の自転車がある

バイクフライデーのtikitだ。バイクフライデーはアメリカのセミオーダー自転車メーカーグリーンギアサイクルのブランド)

以下の動画を見ていただくとご理解いただけると思う。

 

 


Bike Friday tikit - 05 - The fastest folding bicycle ...

 で、比較を書こうと思ったんですけどどうもここ数年でtikitは終わった存在あつかいになっていたのですね

tikitはたしかに折り畳みではブロンプトンよりも素早くたためるのですが、鉄道等を利用する場合輪行袋を使用しなければなりません。

この輪行用のカバーを装着するのにtikitは折り畳み時の形状が大きくてカバーに若干時間がかかり結果的に袋入れの簡単なブロンプトンの方が早く完了できるのですね。

 

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tikitのおりたたみ時の形状

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ブロンプトンの折りたたみ時形状

 ちょっとtikitはまとまりが悪いです。実は両方所有していたのですが結果的にブロンプトンを残してtikitは手放してしまいました。

さらに厄介なことにコレ↓

 

kiwihusband.at.webry.info

 

JRはかつて自転車などを電車に持ち込む際には手回り切符という運賃切符とは別の料金を設定していましたが現在は廃止になってます。(動物等の電車持ち込みには必要、あと一部私鉄にはまだ存在する)

ただし手回り切符が必要なくても自転車の電車内への持込みには大きさの制限と完全にカバーできる袋に入れることが条件になっています。

ブロンプトンやtikitなどは持ち運びには結構おもいので手押し車のように動かせるよう自転車自体の車輪やキャスターがついていてそれを転がせるように袋(カバー)の底部分は(エアコンの室外機カバーみたいに)もともとついていなかったのですがこれらの底なし袋では本来電車内に持ち込んではいけなかったのです。

けれど今まではまあ見逃されていたわけですが、これからは厳しくなっていくのでしょう。

意外に折り畳み自転車は折りたたむとけっこういびつな形になって持ち運ぶのに苦労するのですが、こうなると折り畳み形状のきれいなブロンプトンが持ち運びやすくて有利になるということでしょう

ちょっと自信がないのですがたしかこれらの手回りの規定は車内にのみに適応で駅構内においては乗らなければ自転車を転がしても問題なかったような・・ホームまで転がしていって電車乗り込みの際にちゃんとした輪行袋に入れてからOKなんだろうか?

 

おすすめの理由はほかにもあるのですが長くなるので次回です