しょぼきゃん!

オサレキャンプの対極からしょぼいアイテムを考察

ナルゲンボトルのシール

最近のナルゲンボトル貼られているあのシールについて

 

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最近(でもないか)のナルゲンボトルにはbpafreeとか書いてあるシールが貼ってある。bpaとはビスフェノールAのことだ
  1. 工業的には  ポリカーボネートやエポキシ樹脂の原料
  2. 医学的には  合成エストロゲンであり内分泌撹乱物質
  3. 環境学的には  環境ホルモン

工業的に見たビスフィノールAはポリカーボネートエポキシ樹脂の原料でポリカーボネートはサングラスやメガネレンズ、自動車のパーツ、食器など幅広く生活の中に溶け込んでいる。エポキシ樹脂は強力な接着剤の他、缶詰や缶入り飲料水の内側防サビコーティングなどにつかわれている。

 
2 1930年代には合成エストロゲンとして研究していた。エストロゲンとは女性ホルモンのことである。
 
3 環境ホルモンがいろいろ取りざたされていた時にも話題になったが
割と最近は聞かなくなっていたのだが、最近の一部の研究によると現在の安全基準値よりもずっと微量でも影響があるのではないかという報告があり再びアメリカなどで話題になった。
 
ではそもそもビスフェノールAの何が問題なのか
 
簡単に言うとビスフェノールAポリカーボネートやエポキシ樹脂の原料でそれ単体では環境ホルモンになり得る作用をもっている物質だ。
ポリカーボネートやエポキシ樹脂を合成する際ほんの少し合成されずに残るビスフェノールAがある。
これらがなんらかの方法で人の体内に入るとエストロゲン作用を起こす。エストロゲンとは女性ホルモンのことだ。
乱暴に言うと女性ホルモンに化学的に形の似てるビスフェノールAが体内に入ると体が女性ホルモンと勘違いしてホルモンが分泌したときと同じ反応をする。具体的には生理などが異常に早い年齢から始まったり乳腺や前立腺に異常をきたすらしい。
つまりはそういう部分の未発達な胎児や幼児や子供などの方がより影響を受けるということ。これは親としては怖い話だろう
 
 
ただ勘違いしてはいけないのは現在ポリカーボネートやエポキシ樹脂の使われている製品がそういった危険なものではないということだ
厚生労働省も現時点ではさらなる研究待ちで現状は現基準値では問題はないとしているが、気になる人はそういった製品を使わず別素材の製品を使ってみるのもいいじゃないとも言ってる。
 
要するによくわかってないのだ。
ただビスフェノールAは酸や熱で溶出してくるらしいので
缶詰を直火で温めたりしたものを子供に食べさせるのはやめておこう
 
湯煎は大丈夫だと思う缶詰工場も最後に蒸して缶詰内を殺菌して出荷してるしね。
 

ちなみにナルゲンボトルの材質ははPETみたいです

 
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