長靴あれこれ
以前、新潟県の越後湯沢駅からJR上越線で長岡方面に向かう電車に乗ったら途中の駅から乗ってくる女子高生たちがみんな長靴を履いていた。真冬のことなので当たり前なのだが、いわゆるおしゃれ長靴やブーツの類ではなくておもいっきりHunter社のあの緑色の長靴だった。それも一人や二人じゃなく途中で何度か乗り降りしてくる女子高生が結構な確立でごついあの長靴をはいて通学しているみたいだった。
さすがにバッフィンはいなかったが・・
日本野鳥の会の公式長靴がカッコいいと少し前に話題になった。
日本野鳥の会オリジナル仕様「バードウォッチング長靴(¥4,400+税)」。バードウォッチングだけでなく野外フェスやキャンプの際に持って行くと便利!靴の上から履けて、使わない時はクルクルたためば収納袋に収まります(๑˃̵ᴗ˂̵)و pic.twitter.com/PhnGLjsyWe
— 東急ハンズ梅田店 (@Hands_Umeda) 2015, 3月 19
注文した中敷きが届いたのでいつでも使えるようになった日本野鳥の会の長靴。生地が薄いから簡単に折り曲げる事ができて色々履きこなせそうやし収納にも便利そうやね。 pic.twitter.com/tkX58hMx0m
— とし (@tenpura86) 2015, 3月 10
しかしこれ・・・
田植え長靴とどう違うんだ?
●ゴム長靴の専門メーカーのご協力で、使用アンケートなどをもとに製作。
●干潟やぬかるみでも行動しやすくバードウォッチングに適した、日本野鳥の会オリジナル仕様の長靴です。
●一般的な長靴よりも動きやすく、活動的に履けます。 バードウォッチングにはもちろん、ガーデニング作業や、野外キャンプの際に持って行くと役立ちます。
●クルクルたたんでコンパクトに収納袋に収まり、軽量、携帯に便利!
なんでも実際田植え長靴をもとに作られているらしいし逆に田植えに使ってる人も多いようだ。
田植え長靴からの改良点
田植え長靴は脱げやすくて脱ぎにくい
改良点1
脱ぎやすいようにかかと部分に突起を追加!ほとんどの田植え長靴にはこんなのついてない!
改良点2
脱げないように足の甲の部分までゴムを回している?
上のイラスト描いてるうちに気が付いたのだがもしかしてこの部分って脱げ防止のためにこういう風になってるんじゃないか?
なんでかというと田植え長靴はぬかるみにはまると長靴がすっぽ抜けるのでそれを防止するためにゴムバンドをまくからだ↓
そんな気がする
ついでにイカす長靴を紹介!
釣りほど用途によって長靴がある趣味もないだろう
渓流つりのウェーダーは川底の苔に滑らないようにフェルトが靴底に貼ってあるし
磯用長靴はスパイクピンが岩肌にがっちり引っかかる。
が、
テトラポッドの上では逆にスパイク付の磯釣り長靴はかなり危険だ。
テトラのような表面がなだらかな場所では逆にスパイクのせいですべりやすくなる。
磯から連続するテトラポッドに移動する釣り師が滑って海に落ちることもあるし最悪死ぬ。
テトラポッド用長靴はコレ
白長靴
魚河岸や食品工場や謎の施設でつかわれている白長靴こそテトラ最強長靴なのだが一つ注意点があるそれは靴底が輪ゴムのような飴色をした長靴以外はダメということ
同じ白長靴でも靴底が白かったり茶色の透明感のないやつはその辺の普通の長靴と同じですべる。
テトラポッドにいくのなら白長靴の飴色靴底にしよう!
クロックスの長靴
サンダルでおなじみのクロックスも長靴がありますが個人的にはこれ結構好きなんですよ。なんといっても水に強い!・・長靴だから当たり前だと思うでしょうが、子のクロックス長靴の場合中に水が入ってもほとんど問題ない。
長靴でなにが嫌かといえば靴の中に水が入ったり、染みて来たりしたときの靴下が濡れるあの感じにつきるとおもいますが、もっと嫌なのがいったん脱いでもう一度濡れてしまった長靴を履かなければならない時でしょう。新聞紙を詰めたりしても裏地がなかなか乾かない、仕方なしにそのまま履くとじわじわ染みてくるあの感じ・・
が、クロックスの長靴にはそれがない!正確に言うと裏地がないから拭けばすぐ乾く
(一部モデルは部分的に布が使われています)
しかも普通の長靴より軽い!
僕は黄色をもってます。
アウトドア系Podcastの盛り上がりのなさについて
ネットラジオとはインターネット上でラジオ番組のていで配信されている音声ファイルのことである。iTunesに登録されているネットラジオはポッドキャストと呼ばれる。(厳密にはちょっと違う)
現在 iTunesではポッドキャストをその内容で16種に大きくジャンル分けされていてアートや科学、政治などそれぞれのテーマにもとづいたポッドキャストが存在する。アウトドア関連はスポーツ/レクリエーションにカテゴライズされその中のさらに細分化した項目として存在しているが日本人向けの登録がほとんどない。アウトドアのカテゴリーで登録されているポッドキャストのほとんどが外国系の配信だ。
アウトドア系に限らずポッドキャストやネットラジオ系は現在衰退傾向にある。不特定多数への配信ならYouTubeやニコ動。リアルタイム性や特定者向け配信などはツイキャスやUstreamなどでお手軽に配信ができる環境が整っている中でわざわざネットラジオ用のサイトを作ったり不安定なケロログでボイスブログを作って音声ファイルをアップしたりするのはすでに古くなってきていると思われる。(ケロログはボイスブログ形式が可能なブログサービス。ネットラジオ系では定番だがサーバーが妙に不安定で有名)
音声や動画配信のメインが上記サービスに移行した今、ネットラジオやポッドキャストはそれらを配信していた人たちが当初に目標にしていた深夜ラジオの雰囲気に近くなってきたのかもしれない。
逆に今からアウトドア系のジャンルのポッドキャストを始めてiTunesに登録すれば確実に日本語ポッドキャストではトップになれiTunes Storeのジャンル別トップを飾れる(と思う)
誰かはじめてくれないかなあ。
↓参考までにiTunesに登録されている数少ない日本語アウトドア系ポッドキャスト
北海道の夕張にある参天やユニークなアウトドアグッズでおなじみ 快速旅団の幹事長ゆいまるさんのポッドキャスト。
元はFM番組内の1コーナーでこれをポッドキャストとして配信している。
ラジオコラムのため時間にして約2分程度とかなり短いがモンベル創業当時の話や商品開発の裏話、東日本大震災の被災地へアウトドア義援隊として活動した時の体験談など幅広い話題を非常にわかりやすく語っている。
山スカートは衰退していくのか?
山ガールといえば山スカート、山スカートといえば山ガール。切っても切れない間柄
しかし山スカートというととかく批判の対象になりがち
ランドネとかビーパルとかアウトドアライフスタイルコーディネーターとかそんなものがいけ好かないのです。やれ高尾山だ、ダッチオーブンだ、山ガールだ、山スカートだ。自然は自分を演出する道具じゃねーぞと。
— みにしだTryAge (@mini_cedar45) 2014, 4月 24
本当のところ山スカート履いて山に行くのは山をなめているのだろうか?
山スカートの第一人者
四角友里よすみゆりホームページ(スカート学_スカート基礎知識)
上のサイトによると
山スカートの利点は
トイレや着替えが楽 レインウェアのズボンも素早く履ける
蒸れない
歩きやすい
実際に僕は山スカートを履いたことがないからそうなんだとしか言えないが女性ならわかる話なのだろう。上記のサイトを見る限り短パンにタイツという志茂田景樹的なおじさん登山者と山スカート&タイツの山ガールで装備面における優劣はないようなきはする。ただ山スカートには下からみたら丸見えという致命的な弱点がある。
ただ山専用のスパッツにして下さい。正直街着の薄手の物は透けて見えま
す。岩場で「下から見ないで下さい!」言われて、周りの男女全員が呆れ
た事がありました。 Yahoo!知恵袋 回答より
「下から見ないでください」という声を、ボクは無視します。
上から何が落ちてくるかわからないのが登山道。
岩場なら、なおさらです。
先行者の靴の下から転がり始めた小石の動きを察知することが
落石対策の基本ですから。 Yahoo!知恵袋 回答より
焼岳・登山道の中で一番長いハシゴを上る時、山スカートは止めた方が良いと思う。山スカートの女性は…あの…丸見えでした(=_=;) ナント マア! pic.twitter.com/9h0KbaUuR3
— 理恵 (@savarinchantil) 2014, 7月 16
だそうです・・・
意外にも市販化1号の山スカートはモンベル
売り上げ3倍! 「山スカート」は なぜ、女心をつかめたか : プレジデント(プレジデント社)
最も早く市場化を行ったのは、モンベルである。同社はすでに4年前(06年)からアウトドア用キルティング地の山スカートを販売していた。以前から、自転車で世界一周に取り組んでいるシール・エミコという女性を支援していたのだが、彼女の「自転車を降りた後でも電車に乗れるようなスカートがあったらいいのに」という要望がきっかけだった
売り上げ3倍! 「山スカート」はなぜ、女心をつかめたか
彼女のようなプロ級の人が自転車に乗る場合、タイツのようなレーシングパンツをはくのが一般的だ。とりわけ長時間自転車に乗る際には、冬用のパットをあてたレーシングパンツが不可欠になる。だがこれは、自転車を降りた後に、お尻のところにサドルの痕が残ってしまいカッコが悪い。
売り上げ3倍! 「山スカート」はなぜ、女心をつかめたか
たしかにレーパン姿の自転車乗ってる時以外の周りへのインパクトはハンパない、みてるほうが恥ずかしいくらいだ。これを緩和するにはスカートは有効だ。
そしてその1年後、これを応用した山用のトレッキング・スカートを開発し、販売し始めたのだ。
売り上げ3倍! 「山スカート」はなぜ、女心をつかめたか
本来レーパンの周りに対しての違和感を軽減するためのスカートが山スカートに変化したことで逆に山では周りに違和感を与えることになったのが興味深いが、なによりモンベルが山スカートの市販化1号だったのが驚きだった。発売当初あんまり売れなかったそうだが富士山の世界遺産登録で登山ブームがきて若年層に広がるとメーカ各社から山スカートが発売された。
が、
山スカートは何処に?ですよ | KunadonicLiveSpaceSystem
山スカートももはや陳腐化しているのだろうかぬぬ
— しろ (@siro700) 2014, 11月 3
最近、このスタイルしなくなった。 山スカート… その前にまず、ポールがいらない。 pic.twitter.com/zKQ3q743Rm
— kumi (@121124k) 2015, 3月 3
登山ブームが沈静化して山スカートもだんだん見なくなってきているそうだ。
その山スカートが全滅してしまったかと言うとそうではありません。若い山女子は確かに減りました。ブームの終息によるものです。でも相変わらず、います。ただ、フィールドが代わりましたね。
山スカートは何処に?ですよ
山をなめるな!⇒上までいかないので大丈夫です。
実際、山ガールの多くは、頂上を目指さない。登れないのか、登らないのかわからないが、少なくても無理はしない。
山ガールこそ、自然と正直に向き合ってるのかも
そもそも登山が頂上や連山の縦走を目的とするもの、という決めつけが古いように思う。今はもっと自由に自然の中を歩くスタイルが主流になっているのではないか。
登山道・ハイキング道と言われると、決まった目的地に進む道の意味合いが強いが、今はもっと自由に歩く道であるトレイルやフットパスが各地に誕生している。いや世界的には、こちらが主流だ。その中のとくに森林部分を好んで歩けば、森林散策、森林ウォークを楽しむことになる。それを森林浴とか森林セラピーと呼ぶ人もいる。
山ガールこそ、自然と正直に向き合ってるのかも
体力不足や故障や病気、年齢等で頂上まで登れないから山に行けないと考えるのではなく、とりあえず自分で行けそうなところまでで戻ってもいいじゃないかという考えは新しい「景色のいいところまで」「危険なガレ場手前」「途中の小屋まで」
こう考えればほとんどの山にいって自然に触れることができる。頂上に登れればそれにこしたことはないが変に無理をして事故や遭難などを起こすよりよっぽどいいということだろう。
山スカートは商品として生き残るかはわからないが登山に対するイメージや考え方を変えるきっけにはなったのだろう。
焚火台なんて何でもいいだろ!実際・・その2
焚火って法律違反なのだろうか?
高知来る前から知ってたけど、鰹のタタキは田焚き漢字で書くの。藁で炙るから田んぼ焚き火でタタキ!ためになったねー
— ひこざ。 (@hikozaemondamon) 2015, 3月 1
@sazare1 焚き火とか控えれば大丈夫だと思います。。 pic.twitter.com/9kfUb6W4Pz
— 黒慢罵三太夫(thlling buzz) (@thrillingbuzz) 2015, 3月 9
ダイオキシンとか出るから禁止じゃないの?
日本の法律上野外での焼却行為は基本的に禁止になっている。焚火も焼却行為にあたるのだろうか?
廃棄物処理法によると
第十六条の二 何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
法施行令第14条(焼却禁止の例外となる廃棄物の焼却)
たき火その他日常生活を営む上で通常行われる廃棄物の焼却であって軽微なもの(たき火・キャンプファイヤー等)
「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの
廃棄物処理法の例外としておこなってよいものとして焚き火などがあげられている。
火事になるから禁止なんじゃないの?
@ortogrfia @AkihiroMarutani @hide11150527 おはようございます(^o^) 私も一瞬放火?と思ったけど、午後に焚き火していたらしいですよ…なんか火事いったのにホッとしたりして…😅
— おかる (@okarachan1212) 2015, 2月 17
外から焚き火だ焚き火だって歌が流れてくるんだけどうちの近隣はよく火事になるんだから流さないでほしいですまる🙏🙏
— ざわこ (@_zawaco_) 2015, 3月 5
消防法第三条によると
消防長、消防署長、他の消防吏員は、屋外において火災の予防に危険であると認める行為者又は火災の予防に危険であると認める物件若しくは消火、避難その他の消防の活動に支障になると認める物件の所有者、管理者若しくは占有者で権原を有する者に対して、次に掲げる必要な措置をとるべきことを命ずることができる。
一 火遊び、喫煙、たき火、火を使用する設備若しくは器具(物件に限る。)又はその使用に際し火災の発生のおそれのある設備若しくは器具(物件に限る。)の使用その他これらに類する行為の禁止、停止若しくは制限又はこれらの行為を行う場合の消火準備
消火準備を整えて周囲に火災の危険性がない場合は焚火を禁止する項目はない
つまり法律上は常識の範囲内の規模で周囲に類焼するおそれがなく消火の用意があれば焚火という行為自体は問題なく行えるということだ・・・・・ただし消防署員の判断次第
近所迷惑になるから禁止じゃないの?
自宅の庭
「私有地だし法律に違反しないなら自宅でも焚火ができるじゃん」と 思ってもその地域の自治体の条例によって制限されてることが多い
多くの自治体がそれぞれで定めている条例だがだいたいどこの自治体も同じような内容だ。
- 廃棄物の焼却は禁止
- 例外的に焚火や宗教行事などはOK
- ただし古タイヤや廃油などはダメ
- 周辺住民から苦情がくるようなら自治体から指導が入る
↓
結局のところ苦情が来ない限りルールを守っていれば焚火をしても良いということらしい。苦情が来た時点でやめよう
近所の公園でバーベキューしたいのだがこの場合はどうなるの?
都市公園法条4号では公衆の都市公園の利用に著しい支障を及ぼす怖れのある行為が禁止されており、その具体例として施行令18条3号で「公園管理者が指定した場所以外の場所で焚き火をすること」が挙げられている(罰則として10万円以下の科料あり)。市街地の公園で酔客や若者などが焚き火をして警官などに警告されるケースの根拠法は多くはこれである。なお、この法律は自然公園法によって指定されている自然公園には適用されない。
公園管理者がOKすればいいということだが基本OKするとは思えない。
備え付けのファイヤーピットやバーベキューサイトがあるような公園ならばそこを使う
キャンプ場でも自然公園内なら禁止なんじゃないの?
国立公園は焚火禁止って・・・禁止なのは利用調整地区(明示されていないがそもそも立ち入りから管理される)、あとは自然公園法第二章第二十一条によって唯一焚火禁止と明文化されている特別保護地区。それ以外の区域に関しては少なくとも法律上禁止ではない。無知は無恥。
— 酔鯨 (@drunk__whale) 2014, 4月 14
1931年(昭和6年) 国立公園法が制定され、1934年には瀬戸内海、雲仙、霧島、阿寒、大雪山、日光、中部山岳、阿蘇の8公園が指定されます。その後、次々と指定された公園が増え、1970年(昭和45年)には自然公園法が制定され海中公園(のちに海域公園と名称変更)が誕生しました。
— 地域観光学たん(準備中) (@kanko_tan) 2015, 3月 8
キャンプ場でも土地の管理者がそばに居てきちんと管理されている場所でない限り、止めておいた方が良いでしょう。
これ調べていてわかったが自然公園の特別保護地区でテント張るのは厳密に言えば仮工作の設置として申請が必要らしいです。テントは建築物なんですね
つづく
防災
今年ももうすぐ3月11日がやってくるが備えあれば憂いなし。
防災グッズについて調べましたが特に本気度の高いのは
モンベルと意外にもロゴスでした
モンベルの場合
ちょっと引くぐらい本気度が高い
モンベルの防災グッズは電源確保型
ゴールゼロやバイオライトはいささかモンベルらしくない製品だが防災グッズとしての意味もあって取り扱っているらしい
避難所でのプライバシー空間を確保する室内用テントもある
ロゴスの場合
いつの間にかデカゴンが廃盤になってた、ショック!
ということで防災デカゴンも廃盤・・・
ロゴスの防災グッズは衛生管理型
2005年から防災グッズの専門ラインナップをもってる
ロゴスライフライン
こういうグッズを使う日が来ないのが一番ですね。